アパートの賃貸契約が延長できずに一苦労
年が明けて、もう五月。本当に月日の流れは早いものです。以前、いつこのブログを更新したか覚えてないです、、、アパートの賃貸契約をキャンセルする旨の通知を受けて、結構苦労したので、今回はこのことを書きます。
昨年の1月にオランダに入国し、2月にアパートの賃貸契約をしたのですが、その際、不動産代理店から、まずは1年間の賃貸契約、その後必要に応じて契約更新との話を聞いていました。
このアパートは、部屋からの眺めはよく、ロッテルダム中心部であり、また買い物にはとても便利なのですが、実際に暮らしていく中で、
- 家族で暮らすには少し狭い、
- キッチンの排水が弱すぎる、
- 定期的に掃除するものの洗濯機の排水溝からときどき悪臭がする
などなどの問題があり、1年あるいは2年の契約が限界かな?新しいアパートを探しておかなければと思っていました。
昨年の年末
大晦日もほど近い12月29日に、突然、代理店から1通のメールがありました。添付文書には、端的にアパートの賃貸契約は更新しないと書かれていました。もちろんオランダ語で。
件の代理店に電話連絡の上、事情を確認すると、
- 2月中旬をもって契約期間が満了する、
- オランダの法律では、賃貸物件に係る短期の契約を連続で締結することできない、
- オーナーは、いずれこの物件を売りたいため、無期限の契約を望まない、
- 2月中旬には退去前検査により指摘された箇所を修繕し退去してほしい、
とのことでした。
昨年、入国後に賃貸物件を探したときは、わずか2、3週間でアパートが見つかりました。このため、今回もあまり苦労せずに物件を見つけられるだろうと思っていたので、すんなりとキャンセルの連絡を受け入れました。(まぁ、代理店のこの発言の真偽は知りませんが、無期限ではなく短期の賃貸契約、そしてキャンセルについて1月半前の通知→そもそも、これは締結していた賃貸契約に照らして、法的な問題はないです。)
ところが、、、
一月往ぬる、二月逃げるとはよくいったもので、瞬く間に時は過ぎ去りました。
この間、毎日のように
- porariusなどの賃貸物件掲載サイトを見ながら、内覧の申込みを入れ
- 前回、コンタクトを取りリスト化していた代理店に連絡を取り
- 何件も何件も内覧には行きました。アフターコロナ(というか、昨年来コロナのことなどほとんど忘れていました。)全て結構参加者の多いグループ内覧。
次の物件は決まりません。仕方なく、代理店に、退去日を伸ばしてくれないかとお願いしたところ、「家賃を上げるし、次の賃貸契約の候補者と既に交渉中である」とのことでした。僕も、現在交渉中の次のアパートが3月には契約締結できるかも知れない等伝えて説得し、半月程度は契約期間を延ばしてもらいました。
ひたすら賃貸物件を探す毎日です。有料の賃貸物件サイトも契約しました。それでも、次のアパートは見つかりません。
1年前同様しばらくの間エアビーに滞在し、次のアパートを探すことにしました。マーケットへの出店などで増えた荷物の一部は、平素からお世話になり、懇意にさせていただいている方々に預かってもらいました。
そして、退去の日を迎えます。家族は残りの荷物とエアビーへ移動し、僕はスッカリ綺麗に掃除した部屋で、夕方一人で代理店を待っていました。家具付き物件だったのでソファーとかテーブルとかはもちろんあるけど、何とも寂しい、もの悲しい気持ちになりました。
ここが一年以上暮らした我が家とはとても思えないなと感じました。
どうやら、僕の場合は、我が家とは、家やアパートといった不動産のことではなく、ともに生活する家族のことなのです。
エアビー生活
1年前同様、エアビー生活はとても楽しかったです。
一方、家探しはというと、、、ロッテルダム市の相談窓口にも行き、色々とアドバイスをもらいましたが、決定打が出ない状況が続きました。
どうせエアビー生活するなら、近郊の街やロッテルダム市内でもあまり知らないところで暮らしてみようと思い、ベルケルエンローデンライスやスキーダムそして、市内では歴史的な町並みの残るデルフスハーベン、北部、そして逆に南部にもステイしました。暮らすこと自体が新鮮ですが、毎日新しい場所から子どもの通学に付き添うことはことさら新鮮に感じました!
これまで知らなかった素敵なエリアを色々と知れたことはとても嬉しかったです。こうしたことからも物事の考え方や価値観などにも影響を受けています。
件の物件は、、、
僕たちがロッテ中心地に借りていたアパートは家賃を300ユーロ近くつり上げて募集をかけて、次の借り手が見つかったようでした。(続く。その後のことや次の物件を見つけた決定打、そして、デポジットについての話なども書きたいですが、また今度。)