オランダで賃貸アパートのデポジット返金に時間がかかった話
前回の記事の関連です。今回は、アパートから退去した後、デポジットが返金されるまでに時間がかかった話です。
退去時確認の際に、不動産会社のエージェントからは、「物件の状態はすごく綺麗で掃除も行き届いている、ただキッチン及び洗面室の排水が悪いので、配管工に確認及び(必要に応じて)修繕を依頼する。そのための費用をデポジットから引く可能性がある。」と伝えられました。
思うところはあるものの、先方からのデポジットに係る最終的な連絡を待つこととしました。ただ、こちらとしては、
- 入居時は排水の状況など確認しておらず、検査記録にも残っていない
- 特にキッチンの排水のトラブルについては、何度となく、同社に連絡している
- これは設備の問題であり、僕たちに使用上の問題があったわけではない
といったことは伝えました。
前住所における住民登録の解除
僕達が次のアパートを中々決められないこともあり、役所に転出(住民登録解除)の届け出ができません。
さすがに、住民登録を解除するまではデポジットを返金してくれとは言えなかったです。ただ、僕としても、考え得るあらゆることは、ほとんど全てこなしていったんです。(本当に。)ロッテルダム市の相談窓口にて教えてもらったbriefadres(家がない人などが郵送先住所を一時的に利用できる、同市提供の行政サービス)についても申込みました。あのまま家が見つからなければ、一度そのbriefadresに住民登録を変更せざるを得ないと考えました。
大変でしたが、その後、アパートは決まりました。
このことを代理店に連絡したところ、住民登録を解除した証拠を示せとのことでしたで、市へ届け出た住所変更届(写)も送信しました。5月頭のことでした。
ところが、いつも同社との連絡に使っている同社名のWhatAppより、おそらくオートリプライと思われる返信があり、
「5月下旬まで休暇のため、会社の別の電話番号にコンタクトを取ってほしい」
との内容が記載されていました。通常の休みにしては少し長すぎです、、、
デポジットは、、、
結局、その連絡先には僕からは連絡はしませんでした。
デポジットはやはり返金されませんでしたので、仕方なく、オーナー宛に直にデポジットの返金を求める文書を送付しました。文面は、Het Juridisch Loketのウェブサイトに掲載されているものを利用しました。ざっくりとした内容としては、「この文書に対する回答を5日以内にいただきたい。法的手段に訴える可能性もあるので、そうした事態を避けたいのでよろしくお願いいたします」だったと思います。
その3日後にオーナーから丁寧な返信をいただき、デポジットは全額返金されました。
次回は、どのように次のアパートを見つけたかを書きます。Tot ziens!